気になることはこれ その7
明治後半から第二次大戦までの約50年の間に、日本の人口はなんと約3倍にも増加したのです。
この間、鎖国を解き、軽工業や重工業が発達したことによって日本の経済力は飛躍的に増大しました。
早い話、子沢山の貧しい家庭でも口減らしに奉公に出したり、工場に働きに出したりすることができるようになったのです。
現在に比較すれば、まだ20倍以上高いとはいえ、それ以前に比べ、乳児死亡率も低くなり、医療水準も徐々に改善されてきました。
この人口増加の時期に、産めよふやせよと多産が奨励され、親孝行が賛美されたのは偶然ではありません。
日本の初期資本主義は、それによって豊富で安価な労働力を得ることができたのです。