この違いはなぜ?
いよいよ渡米が決まった時は、近くの英語学院へも半年ほど通いました。
聞くだけでいいという、石川遼 英語ではなく、です。
しかしアメリカへ来てすらすら話せるのは「ハロー」とか「ハウ・アー・ユー」のような短い決り文句だけです。
間もなく近くの雑貨店へ買い物に行ったBさんは、ガラス棚の中にトマトを見つけました。
「トマト」と何回かくり返しましたが、はげ頭の店主には一向に通じません。
音より指と目にたよることにした店主は、ガラス棚の中の野菜を一つ一つ指差しました。
ついにBさんのほしいものがトマトとわかった店主は国境を越えてのコミュニケーションに大感激して、「ナオ、トミャートーズ」とミャーに力を入れて大声で叫ぶのでした。
Bさんのアメリカでの最初の買い物は、Aさんのメキシコでの買い物と比べ大変な違いです。
Aさんの5倍近い年月、英語を勉強したBさんは、トマトーつ買うのにも苦労したのでした。